仮想通貨ICPとは、特徴や将来性を5分で紹介【インターネットの拡張!?】

こんにちは。えいきち(@Eikichi_WLI)です。 

 

この記事では、仮想通貨ICPとはどのようなプロジェクトなのか、ICPの概要・特徴・将来性について紹介していきたいと思います。

 

ICPはInternet Computer Protocolの略で、2021年5月にローンチされた、世界初の無制限容量&世界最速のWebスピードで動作するレイヤー1パブリックブロックチェーンです。

世界中の独立したデータセンターを使って、分散化したインターネットを開発しています。

既存のインターネットのシステムやサービスの拡張を狙うことから、AWSやGoogleクラウドの置き換えや、WEB3銘柄の文脈でも語られます。

 

壮大なプロジェクトのためいろんな側面から語ることができますが、今回は5分でインターネットコンピューターを紹介する公式動画”Talk | Primer to the Internet Computer ”をもとに、アレンジする形でICPを紹介していきたいと思います。

 

仮想通貨ICPとは

 

ICPは、非営利組織であるDFINITY Foundation(デフィニティ財団)によって開発されました。

DFINITY財団はスイスに本部を置き、チューリッヒ、パロアルト、サンフランシスコ、東京に研究開発センターを持っているなど、全国に約200もの組織があるようです。

 

ICPの目的は大きく次の2つ。

英語を残しつつ翻訳します。

 

原文

✓Create a “blockchain singularity” 

✓Extend the internet and make it more powerful

 

日本語訳

✓ブロックチェーンの特異点を創造する

✓従来のインターネットを拡張し、強力なものにする

 

つまり、ICPとは、ブロックチェーンの技術的特異点を目指すと同時に、従来のインターネットを拡張して世界の計算プラットフォームを目指すプロジェクトです。

また、DFINITYはICPを、ビットコインやイーサイアムに続くブロックチェーンにおける3番目のイノベーションとして位置づけています。

 

どのように壮大な目的を達成していくのか、詳しくみていきましょう。

ICPと密接に関わる人々を紹介

どんなプロジェクトも開発するのは人ですので、まずはICPと密接に関わる人達(創業者、開発者、投資家)について紹介します。

 

【創業者】暗号資産の理論化&起業家であるDominic Williams 



Twitterより引用


創業者はDominic Williamsで、暗号資産の理論化であり起業家です。(DFINITY Foundationより)

以前は、独自の分散システムを使用したMMOゲーム(複数プレイヤー参加型オンラインRPG)を運営して、数百万人のユーザーを抱えていたようです。

当然ながら超優秀ですね。

 

【開発メンバー】世界有数のテクノロジー会社に関わる人材が揃う



Internet Computer Primer – Deckより引用

 

世界有数のテクノロジー会社に所属しているメンバーが揃っています。

Google、IBM、Amazonなど、日本でも誰もが知っている名前がズラリ。

 

分野としては、暗号技術者、コンピュータ科学者、エンジニアからなるチームだそうで、合計で約10万件もの学術的引用を獲得しているとのこと。

開発メンバーも優秀な人材が採用されていますね。

 

【投資家】Andreessen Horowitzらから約160億円の資金調達を受けている

アメリカ大手の一流投資家集団であるAndreessen Horowitz (a16z) らから、約160億円の資金調達を受けています。

 

a16zを初めて知った方のために補足すると、今までの主要な投資先にはMeta(旧Facebook)、Airbnbなどがあり、将来を見据える力は抜群です。

また、暗号資産業界に特化したファンドを持っていて、「コンピューティングの次の技術革新の波は暗号資産が牽引すると確信している」と発言するなど、暗号資産業界を推し進める存在としても有名。

ですので、a16zが投資先へ資金援助した事実は、投資先として考えるうえでわかりやすく信頼できる情報かと思います。

 

【投資家】a16zのChris Dixon氏「今後10年はICPの時代が来る」

a16zでゼネラルパートナーを務めていて、Web3を牽引する世界屈指の投資家であるChris Dixon氏が、「今後10年はICPの時代が来る」と力強いコメントを残しています。




The Internet Computer Associationより

 

日本語訳

テクノロジーの10年を振り返ってみると、本当に支配的だったものが1つある。

私は、[Internet Computer]がこの次の10年でそうなると思います。

この分野をよく見ておくべきだと思う。

なぜなら、あなたが構築するもののプラットフォームを変えるだけでなく、あなたが構築できるものをも変えようとしているからです。

ICPは新しいタイプのプラットフォームなのです。

 

ICPの特徴を紹介

では、ここからはICPの特徴について紹介します。

 

100%オンチェーン×Webスピードで機能する

ICPは、100%オンチェーン×Webスピードで機能します。

これは、ブロックチェーンでは革命的なこと。

 

従来のブロックチェーンでは、システム障害によりサービスが停止しない、ネットワークが遮断されてもサービスが停止しないという利点を持つ反面に、スピードを犠牲にしてきました。

スピードの犠牲をカバーするように、BitcoinやEthereumではブロックチェーンに記録するデータ量が制限されています。

 

しかし、インターネットコンピューターはこの問題を一気に解決しました。

Webサイトすべて100%ブロックチェーンに載せつつ、それでいて従来のインターネットを触るかのようなWebスピードを達成しています。

 

半年以上色々触ってみていますが、どれも今までのインターネット同様サクサク動くため、ブロックチェーンを触っていることを忘れてしまうレベルです。

 

リバースガスモデルのためトークン無しで利用できる



Internet Computer Primer – Deckより引用

 

通常、ブロックチェーンでは、ユーザーがガス代(手数料)を支払うことが一般的で、特にガス代が高いのがEthereum。

これと比較して、インターネットコンピューターではユーザーはガス代を負担しないリバースガスモデルを採用しています。

 

ガス代

Ethereum : 数千円

インターネットコンピューター: 0円

 

そのため、ユーザーはトークンを保持することなく、ブロックチェーンサービスを利用できます。

リバースガスモデルは、”従来のインターネットを拡張する”思想に合っていて、ユーザーフレンドリーな仕組みだと思います。

 

Webスピードで稼働×リバースガスモデルによって、従来のインターネットユーザーが、今のインターネットを使用する延長線上で、インターネットコンピューターのサービスを使用する未来が来るかもと期待です。

 

パスワード管理が不要である

ユーザーがMacbookの指紋スキャナなどのデバイスを使用して簡単にログインできる、Internet Identityという仕組みを採用しています。

Webページにログインするために従来のようなパスワード管理は不要となり、パスワード地獄から開放されます。

 

ウェブのコンテンツを、AWSやGoogleクラウドを使用せずに直接エンドユーザーに届けることができるために、このような認証システムでセキュリティの恩恵を受けられるようになったようです。

補足ですが、1つの認証システムのIDを失うと様々なサイトへログインできなくなるので、1つにまとまるメリットがある反面、このIDは失わないよう厳重注意ですね。

 

無制限容量を提供できる



Internet Computer Primer – Deckより引用

インターネットコンピューターでは、キャニスターと呼ばれるスマートコントラクト(ブロックチェーンに乗せる改ざんできないプログラム)とそのデータに無限の容量を提供します。

この無限の容量提供は、レイヤー1ブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解消します。

 

スケーラビリティ問題とは

ブロックチェーンを使用した取引が増大して、取引の遅延やガス代の高騰を招く問題

 

例えばEthereumでは、スケーラビリティ問題を解消できておらず、ノードの約70%がAWSやGoogleクラウドのような中央集権的なサービスを利用しているようです。

つまり、dAppsの裏側には明確な違いがあります。

 

dAppsの違い

ICP:全てオンチェーン

Ethereum:一部オンチェーン(スマートコントラクト) + 中央集権型のウェブサイト

 

ICPの場合、開発者はシステムやサービス全体をチェーン上に構築でき、従来ITの複雑さ無しでスマートコントラクトから新しいシステムやサービスを作れます。

トークン化されたソーシャルメディアサービスなど、拡張性のあるdAppsを作れるそうです。

Social Finance、分散型SNSが今後キーワードとして盛り上がってくるかもですが、ICPはこの分野に向いている(力を注いでいる)プラットフォームであり、DistriktOpenChatDSCVRなどの開発が注目されています。

 

さらに、ICPだと安いストレージコストで無限の容量を提供できるため、AWSやGoogleのクラウドの置き換えにもなりえます。

 

キャニスターは止められない、改ざんできない


Internet Computer Primer – Deckより引用

 

キャニスターはスマートコントラクトなので、他のブロックチェーンと同様に止められない、改ざんできない特徴を持っています。

インターネットが局所的な核攻撃にも耐えられる設計であるように、インターネットコンピューターも世界中で同時にインターネットが遮断されるようなことが起こらない限り、止まりません。

 

これによって、ICPはサーバーダウンによる機会損失を解決できるのではと思います。

 

 

「え?FaceBookのサーバーダウンってそんな損失でるの?」って思うかもしれません。

FaceBookでECサイト構築をしていたり、広告収入で生活をしている企業・個人は数時間止まると死活問題の場合もあるようですね。

 

Ethereumもブロックチェーンのため裏側のシステムは止めることはできないため、システムダウンは起こりません。しかし、AWSのような中央集権のサービスを利用しているため、状況によっては”AWSに止められる”、サーバーダウンの可能性はあるかもです。

 

ICPだとこれを解決できるうえに、従来のITサービスに頼る必要も無くなるようです。


Internet Computer Primer – Deckより引用

ファイアウォールや、ウィルス対策ソフト、VPNまでもが使う必要も無くなるとか。

 

ICPの将来性

ここからは、ICPの将来性について、ICPで今後発生しうる(既に発生している)事件をピックアップしながら紹介します。

ICPの現在地(2022年4月)としては、ランキング35位、時価総額は8000億円です。

1年も経つと世界が変わるので、来年の今頃はどうなっているのか期待しつつ書いていきます。

 

BitcoinやEthereumとの直接統合が予定されている

まず、注目すべきはICPがBitcoinやEthereumとの直接統合が予定されていること。

 

BitcoinやEthereumは暗号資産業界全体の時価総額の半分を占めているほど圧倒的に信頼されていますので、投資家は売らずに運用したいはず。

しかし、今までBTCの主な運用方法だと、WBTC(Ethereumブロックチェーンで使用できる、BitGoが発効するトークン)に変換する、さらにレンディングサービスにBTCを預けてステーブルコインなどを借りて運用する、などが必要でした。

このWBTCは仲介者に依存してブリッジをしているため、セキュリティ面に課題があります。

 

ここで、ICPのBitcoinやEthereumとの直接統合です。

特にBitcoinへの統合はここ1〜2ヶ月程度に実現される予定で、DFINITY公式記事も2022年2月末に出ていて、激アツな内容のため一部紹介しますね。

 

A ledger-based implementation would enable users to obtain a new form of “wrapped” BTC without requiring additional trust assumptions. Because the Internet Computer makes DeFi with zero gas fees possible, this new asset would be usable on the network without any of Bitcoin’s limitations — high on-chain fees, low scalability, low capacity, etc. — substantially reducing transaction costs and finality.

 

日本語訳

台帳ベースの実装であれば、ユーザーは追加の信頼前提を必要とすることなく、新しい形の「ラップされた」BTCを手に入れることができる。

インターネット・コンピュータによってガス代ゼロのDeFiが可能になるため、高いオンチェーン手数料、低いスケーラビリティ、低い容量など、ビットコインの制限なしにネットワーク上で使用可能になり、取引コストと最終性を大幅に削減することができるでしょう。

 

このビットコインを本当に安全な形で直接統合できたとすると、業界にとって大きな事件となるのは明らかです。

 

シード投資家の売り圧が解消されて価格が上がっていくかも

ICP価格はローンチされて以降、シード投資家の売り圧が原因で価格が下がり続けています。

 

これは、トークン設計と投資家への初期分配の割合が影響しています。

原因がわかっているため、今のステージを乗り切ると、2022年04月現在よりは今後は上がっていくかもと予測しています(個人の見解です)。

 

この内容について纏めた記事リンクを貼っておきます。

 

安全性は専門家以外には誰にもわからない

ICPには世界初の技術(あるいは技術の組み合わせ)が多く使われていて、今開発が着々と進められている段階でもあって、実績は少ないです。

なので、ハッキングが多い暗号資産業界において、ICPの安全性は正直よくわかりません。

 

例えば、ICPの基盤でもあるNNSや、これから始まる予定のBitcoin統合にて決定的で修復不能な欠陥があれば、ICPの大打撃になる。

運営側は安全性を重視して慎重に開発が進められていますが、正常に稼働し続けている実績が無い以上、投資に余剰資金を全てつぎ込むのは怖いかと思います。

 

ICPの魅力が詰まった動画を紹介【英語が読めなくてもわかる】

最後に、英語が読めなくても伝わる、ICPの魅力が詰まった動画を1つ紹介します。

今までの内容を踏まえて視聴してもらえると、「あーそういうことか!」がわかる動画です。

 

 

ICPは急速に開発が進められているものの、まだローンチして1年程度のため、DeFiプロジェクトもほとんど動いていません。

もし、ICP面白そう!って思ってもらえたなら、2022年4月現在はNFTから入るのが良いかと思います。

 

僕はツイッターでICPを追いかけていますので、疑問があれば答えられる範囲で答えますので、何なりと聞いてくださいね。

さいごに、初めてICPに遊びに来た方に役立つ関連記事と関連サイトを置いておきます。

 

 

ICP界隈メンバーが初心者に向けて作成したサイト

 

では、また!