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日本のインフレは悪いインフレ!?-日本円のみ保有が高リスクかも-

こんにちは。

えいきち(@Eikichi_WLI)です。 

 

「いつまで色々値上がりするんだろう。。家計がきつくなる。。」

 

スーパーの食品、ガソリン代、軒並み色々と値上がりが続いていますよね。

そこで、この値上がり、つまり日本のインフレは悪いインフレか、良いインフレか。

ずっと継続しそうなのか、はたまた一時的なものなのか。

個人で取り組める対策や、日本円のみを持っておくことのリスクについて。

つらつらと解説したいと思います。

 

日本のインフレ率は2020年⇒2022年で2.3%上昇

消費者物価指数のデータによると、2020年から2022年でインフレ率は2.3%上昇、すなわち、平均的な物価が2.3%上昇しました。

さらには、特に内訳を確認していくと、インフレが発生している項目として、食料やエネルギー(光熱・水道)など日本人すべての世帯に関わるような項目が挙がります。

仮に1世帯で食品、エネルギーに10万円/月支出がある想定の場合、月2000円ちょっとの負担が増えている計算です。

えいきち

「地味に家計が苦しくなっている」「なんか、貯金が貯まりづらい」など感じる場合は、このインフレが原因かもしれません。

 

日本のインフレは良いインフレでは無く悪いインフレ

今発生しているインフレは、良いインフレか悪いインフレかどちらでしょうか。

良いインフレとは景気が良くなる循環にあるインフレのことで、「企業が販売価格の上昇で儲かり、社員の給料が増え、消費者はもっと商品を買うようになる」といった良い循環にあるインフレを示します。

一方で悪いインフレは、景気の好循環が発生していないにも関わらず、インフレが発生してしまっている状態で、スタグフレーションとも呼ばれます。

 

そして、今のインフレはどちらかと言えば、残念ながら悪いインフレ、スタグフレーションだと思っています。

 

インフレが起きている原因は諸外国との金利差

このインフレが起きている原因が諸外国との金利差にあります。

アメリカの金利:5.6%

日本の金利:約0% (異次元の金融緩和)

 

金利差が高いと、ドルが買われる一方で、日本円が売られることで円安になります。

金利差による日本円の売り

アメリカの金利:金利が高く、国債を保有しているとリターンが大きいため、ドルが買われる

日本の金利:金利が低く、国債を保有してもリターンが少ないため、円が売られる

 

こうして、円が売られてますます円安になっているわけですね。

なお、この金利差はすぐ終わるのでしょうか。

アメリカの9月の連邦公開市場委員会(FOMC)によると、金利が高い状況が続き2023年にあと一回金利を上げることや、2024年に利下げ幅が縮小され金利が高い状態が長期化するだろうと推測されています。

えいきち

金利差および円安は、年単位の長期で継続しそうな状況です。

 

それでも日本では金利を上げられない

欧米諸外国はアメリカに合わせるように金利を上げる政策、利上げを取ってきました。

「それなら、日本でも金利を上げたらいいのでは?」とはいきません。

金利を上げるのは景気が過熱感がある状況で使われる政策だからです。

わかりやすい例を2つ挙げます。

 

金利を上げるとこうなる

✓企業では、金利が高くなるため銀行からお金を借りた事業投資を控える

✓個人では、住宅ローンの金利が上がる

 

このように、政策金利を意図的に上げることは、企業の事業投資を押さえて景気を落ち着かせる効果があります。なぜなら、金利が上がることで借金が増えると、返済額も増えるためです。

一方で個人で大きく影響するのが住宅ローンです。金利が上がることで銀行側が貸し出している住宅ローンの金利を上げないと儲けが出なくなりますので、必然的に住宅ローンの金利も上がります。

更には国の財政や影響があると考えられていますし、日銀からは「内外の経済や金融市場を巡る不確実性が極めて高い」との発言により、金融緩和を維持する姿勢が見られます。

 

個人の例に戻しますが、景気が良くなったわけでは無い状況で、例えば住宅ローンの値上がりに耐えられるでしょうか。。

生活が豊かになるインフレではありませんので、輸出企業で外貨を稼いでいる業種やインバウンド需要がある業種など、円安の恩恵を受けている企業では無い限り難しいように思います。

なお、アメリカの住宅ローン金利の状況はこちら。2022年からトレンドが変わり、急激に金利が上昇。9月は7.0%を超えました。

TRADING ECONOMICS引用
えいきち

日本が1%前後のため、世界が違います。

僕は住宅ローンを組んでいますが、この金利だと無理ゲーです。。。

 

このような金利格差のある状況で日本円にのみ投資すべきか

ここが本題です。

こういった金利格差、円安が長期に渡って続きそうな現状で、日本円のみを保有、すなわち日本円のみに投資をしているとも言える状況は、本当にリスクが低いと言えるのでしょうか?

何も対策をしていないことこそが実は一番のリスクだった、というような状況かもしれません。

 

日本円が円安、すなわち円が弱くなる立場が長期化すると予測される状況下では、日本円のみを保有(投資)をするのでは無く、まずは積立てNISA等で海外株式を分散投資で少額から保有する方がリスクが低いという考え方もあります。

なので、出来るところから余剰資金を日本円意外で投資する(保有する)ことについて興味を持って調べてみるのはいかがでしょうか。

 

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